2017.8.24 カトレホン地区でピア・カウンセリング・ワークショップ

 この日は、レメロス自立生活センターのピア・カウンセラー、モニカ・レセテディが担当して、ヨハネスブルグから南東に行ったところにある、カトレホン(Katlehong)地区の家族技能センターのホールで、ピア・カウンセリング・ワークショップを行いました。20名ほどの参加者が、ピア・カウンセリングの1日体験に参加しました。
 カトレホン地区では、5月から毎月1回、サポートグループを行っています。参加者は多様で、車いす使用者だけでなく、視覚障害者や知的障害者の姿も見られました。参加者たちが毎月集まることで、いろいろな話ができる関係が作れたので、次の段階に進めよう、とモニカは判断したようです。

ワークショップ開始前の様子

カトレホン家族技能センター

このセンターはエクルレニ市が運営
今回ワークショップを担当したモニカ




 カトレホン地区には、Vezabantuという小さな障害者団体があります。Vezabantuとは、人々が表に出るという意味があると、代表の方に教えてもらいました。2003年に頸髄損傷で電動車いすを使う障害者の自宅で活動を始めました。2013年からは、この日の会場となった家族技能センターの一室を事務所に借りています。


 Vezabantuの主な活動は、障害に関する啓発ですが、障害者自身が障害者を訪問して、家から出てくるようにエンパワーしていくというアプローチは、まさに私たちのプロジェクトと一致したところがあります。そうしたこともあり、モニカは、Vezabantuとパートナーを組んで、この地区でサポートグループを5月から実施しています。
 まだ個人的な願望ですが、こうした団体が将来、自立生活センターになれるといいかな、なんて思ったりもしています。

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