タイ大使館からソウェトの家庭訪問(2018.06.14)

 タイと南アフリカは、1993年12月9日に国交を樹立し、今年で25年になります。

在南アフリカタイ大使館ホームページ(英語)

 それを記念して、というのかどうか分かりませんが、タイ大使館から、ハウテン州のタウンシップ内の障害者住宅の改善(タイ人ボランティアと材料の提供)を検討したいので、一度視察したい、という連絡が突然入ってきました。

 まあ、タウンシップと言ってもさまざまだし、これまでタイ大使館の担当者があまりそういうコミュニティーの中に来たこともないようでしたので、まずは視察ということで、ソウェトにいらっしゃいました。

 ソウェトも全部をくまなく見て回るわけにもいかないので、ソウェト自立生活センターのピア・カウンセラーのントンバナさんに案内してもらいながら、ミードウランズ地区からオーランド地区にかけて、5軒の住宅を回りました。

 いつもの家庭訪問だったら、もう少し多様な住宅形態を見てもらったり、いろいろと工夫を凝らすところなのですが、突然ということもあり、みなさん同じような構造の住宅でした。そこが残念なところです。

 出入り口のバリアもそうなのですが、古くからあるフォールーム・ハウスと呼ばれる形態の住宅はトイレが外にあるので、多くの重度障害者が家の中でバケツで用を足します。そうしたところも含めて、驚くことが多かったようです。

 ソウェトだけなのか、他のタウンシップでもするのかなど、具体的な企画は今後詰めていくことになりますが、実施はおそらく8月の王妃誕生日以降ではないかと思います。ぜひ、企画が通って実現してほしいものです。
視察終了後、意見交換をするケッスダーさん(左)とントンバナさん



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